今日は午後から母子生活支援施設でのお仕事。
母親一人と、子ども3人同時の2件面談しました。
子どもの顔ぶれは、二人は兄弟同士(フィリピン人のハーフ)、
もう一人は3人兄弟の2番目長男君。
施設の中でもよく一緒に遊んでいる3人。
それぞれ一人ずつでも面談しましたが、今日は
3人から希望があり“3人一緒”の面談でした。
今日は3人で相談室内で自由に遊んでもらいながら、
私は一人一人の様子や3人の関係性などについて
観察しました。
3人で遊んだり2対1で遊んだり一人一人が違う
遊びをしたりの経過を経て、最後は3人が一緒に
箱庭を作り始めました。
箱庭は、子どものカウンセリングでよく用いる技法
で、相談室にはバッチリ完備されています。
↑こーんな感じのミニチュアの家や人、動物などが
雑多に揃っていて、それを砂が入った箱庭に自由に並べます。
今日はまず二人が箱庭に取りかかり、違うことをして遊んでいた
もう一人が合流して、彼らなりの物語のもと、置く小物を選んだり、
どこに配置するか話し合いながら決めていきます。
最終的に『先生~!完成!』と声をかけられて撮ったのがコチラ↓
さて、この箱庭をどう解釈しましょうか?
…箱庭療法については、いろんな専門書があって、専門家によって
いろんなことが言われていますが、私はその中でも、
「解釈しようとしない」という考え方に賛成です。
そこに出来上がった箱庭の世界が、作った子どもたちのファンタジー
だったり現実だったりするわけで、置かれている小物だとか、配置の
仕方によって心理状態を解釈するというのはどうなんだろう…?
と思うんですね。
箱庭を作ること自体が、子どもの心の癒し(効果)につながると考えてます。
箱庭を作っているときの子どもたちの真剣で、そして生き生きした目を見て
いると、「う~ん、イイのができたねぇ~!!」
としか言えません(o・∀・)b゙ イィ!
私も今度、こっそり一人で箱庭、作ってみよっかな…( ´艸`)
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